屋外用防犯カメラは、自宅や所有地の安全を確保するために非常に有効な手段です。しかし、多種多様な製品が存在するため、どれを選べば良いか迷うことも少なくありません。
この記事では、屋外用防犯カメラの基本的な選び方から、最新の人気製品やランキング情報を交えながら、個々のニーズに合わせたおすすめのモデルまで詳しく解説します。
防犯対策を始めたい方や、より性能の高いカメラへの買い替えを検討している方は、この選び方を参考に最適な一台を見つけてください。
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まずはおさえたい!屋外用防犯カメラの基礎知識
屋外用防犯カメラの導入を検討する際、まずは基本的な知識を理解しておくことが重要です。
家庭用の防犯カメラシステムには、映像を記録するレコーダーとカメラがセットになったものや、単体で機能するネットワークカメラなど様々な種類があります。
それぞれのシステムや性能には特徴があり、設置環境や目的に応じて最適な選択が異なります。
このセクションでは、防犯カメラ選びの第一歩として、知っておくべき基礎知識について分かりやすく解説していきます。
防犯カメラと監視カメラの目的の明確な違い
防犯カメラと監視カメラは、しばしば混同されがちですが、その設置目的には明確な違いが存在します。
防犯カメラの主な目的は、犯罪の抑止や、万が一犯罪が発生した際の証拠映像を記録することにあります。そのため、カメラの存在をあえて目立たせることで、不審者に対する威嚇効果を狙う場合が多いです。
一方、監視カメラは、人やモノの状況を把握・管理するために設置されるのが一般的です。例えば、店舗での顧客の動線分析や、工場の生産ラインのモニタリング、ペットや子供の見守りといった用途で活用されます。
このように、犯罪抑止を主眼とするのが防犯カメラ、状況確認や管理を目的とするのが監視カメラと区別できます。
設置場所に合わせて選ぶべきカメラの形状と特徴
防犯カメラを選ぶ際は、設置場所に合わせて形状と特徴を考慮する必要があります。
例えば、威圧感を与えて犯罪抑止効果を高めたい場合は、存在感のある「バレット型」が適しており、軒下や壁への設置に向いています。
逆に、景観を損ねず目立たないように設置したい場合は「ドーム型」がおすすめです。
マンションの玄関や2階のベランダなど、近隣の視線が気になる場所にも馴染みやすいでしょう。
特に黒などの落ち着いた色のモデルは、外壁の色と合わせることでより目立たない設置が可能です。
一方で、屋内や部屋の監視には、より小型でデザイン性の高いカメラが選ばれる傾向があります。
設置する壁の材質や高さも考慮し、最適な形状を選びましょう。
屋外用防犯カメラ選びで失敗しないための7つの比較ポイント
屋外用防犯カメラ選びで後悔しないためには、いくつかの重要な比較ポイントを理解しておくことが不可欠です。単に価格が安いという理由だけで選ぶと、必要な性能を満たせず、期待した効果が得られない可能性があります。
パナソニックや塚本無線、Ringといった人気メーカーの製品を比較検討し、レビューや口コミを参考にしながら、自宅の環境に合うコスパの良い一台を見つけましょう。
このセクションでは、カメラ選びで失敗しないための具体的な比較ポイントを詳しく解説します。
ポイント1:設置場所に合った給電・配線方法を選ぶ
屋外用防犯カメラを選ぶ際、給電方法は非常に重要なポイントです。
主な給電方法には、コンセントから電源を取るACアダプター方式、LANケーブル1本で給電と通信をまかなうPoE給電方式、そして電源の配線が不要なソーラー充電式やバッテリー式があります。
ACアダプター方式や有線のPoE給電は、安定した電力供給が可能ですが、電源までの配線工事が必要になる場合があります。
一方、ソーラー式やバッテリー式は配線不要で設置場所の自由度が高いものの、天候やバッテリー残量で性能が左右される可能性があります。
設置したい場所に電源があるか、配線工事が可能かなどを考慮し、最適な給電方法を選択しましょう。
ポイント2:夜間でも鮮明な映像が撮れるか画質を確認する
防犯カメラの性能を左右する重要な要素の一つが画質です。
不審者の顔や車のナンバープレートを特定するためには、最低でも200万画素(フルHD)以上の解像度が推奨されます。
より鮮明な映像を求めるのであれば、4K対応の高画質モデルも選択肢に入ります。
特に屋外では、夜間の撮影性能が防犯効果に直結します。
多くのカメラには赤外線LEDを搭載した夜間撮影機能があり、暗闇でも白黒映像で被写体を捉えることが可能です。
さらに、わずかな光でカラー撮影ができる「スターライト機能」を備えたモデルもあります。
夜間に侵入されるリスクを考慮し、自宅周辺の明るさに応じて十分な夜間撮影機能を持つカメラを選びましょう。
ポイント3:安定性の有線か手軽さの無線(Wi-Fi)か接続方法を検討する
防犯カメラの映像データを伝送する接続方法には、有線LANと無線(Wi-Fi)の2種類があります。
有線LAN接続は、通信が安定しており、大容量の映像データも遅延なく伝送できる点がメリットですが、LANケーブルの配線が必要です。
一方、無線(ワイヤレス)接続は、Wi-Fi対応のネットワーク環境があればケーブル配線が不要で、設置の手軽さが魅力です。ただし、無線LANの電波が届く範囲に設置する必要があり、壁などの障害物や他の電波の影響で通信が不安定になる可能性も考慮しなければなりません。
安定性を最優先するなら有線、設置の手軽さを重視するなら無線(Wi-Fi)と、自宅のネットワーク環境や設置場所に応じて選択しましょう。
ポイント4:録画データの保存方法は3種類から自分に合うものを選ぶ
撮影した映像を保存する録画方法には、主に3つの選択肢があります。
一つ目は、カメラ本体に挿入するSDカードへの録画です。手軽に導入できますが、容量に上限があり、常時録画の場合は古いデータから上書きされていきます。
二つ目は、専用のレコーダーやハードディスク(HDD)に保存する方法です。大容量のデータを長期間保存でき、常時録画に向いていますが、初期費用としてレコーダーの購入が必要です。
三つ目は、インターネット上のサーバーにデータを保存するクラウド録画です。カメラ本体が盗難や破壊にあってもデータは安全で、どこからでも映像を確認できますが、多くの場合、月額利用料が発生します。
それぞれのメリットとデメリットを比較し、予算や用途に合った録画方法を選びましょう。
ポイント5:動体検知や音声威嚇などの防犯機能をチェックする
最新の防犯カメラには、録画以外にもさまざまな便利な機能が搭載されています。特に注目したいのが、カメラの撮影範囲内で動きを検知した際に録画を開始したり、スマホに通知を送ったりする「動体検知機能」です。
これにより、録画データの容量を節約し、異常発生時にリアルタイムで状況を把握できます。
さらに、不審者に対してスピーカーから警告音や音声を発する「音声威嚇機能」や、内蔵マイクとスピーカーを通じて遠隔地から会話ができる「双方向通話機能」も防犯効果を高めます。
これらの機能を活用すれば、スマホやタブレットなどのモバイル端末から遠隔で映像を確認し、即座に対応することが可能になります。
ポイント6:撮影したい範囲を十分にカバーできる画角か確かめる
防犯カメラを選ぶ際には、撮影したい範囲を十分にカバーできる画角(撮影できる角度の広さ)かを確認することが重要です。
画角は製品によって異なり、一般的には90度から110度程度のモデルが多くなっています。
より広い範囲を一台で監視したい場合は、180度以上の広角レンズを搭載したモデルや、360度全方位を撮影できるカメラが適しています。
ただし、画角が広いほど映像内の対象物は小さく映るため、特定の場所を重点的に監視したい場合は、画角が狭めのモデルを選ぶか、ズーム機能のあるカメラを検討するとよいでしょう。
駐車場や庭など、死角をなくしたい場合は、複数台がセットになった製品の導入も有効な選択肢となります。
ポイント7:本体価格だけでなくクラウド利用料などの維持費も把握する
防犯カメラを導入する際、本体価格に目が行きがちですが、長期的な運用を考えると維持費(ランニングコスト)も把握しておくことが重要です。
特に、録画データをインターネット上に保存するクラウドサービスを利用する場合、月額または年額の利用料が発生します。プランによって保存期間や機能が異なるため、自分に必要なサービス内容かを確認しましょう。
また、カメラを24時間稼働させるための電気代も考慮に入れる必要があります。
初期費用を抑える方法としてリース契約もありますが、総支払額が高くなる可能性があるため、購入した場合のトータルコストと比較検討することが求められます。購入前に、本体価格と維持費を合わせた総費用をシミュレーションしておくと安心です。
【目的別】おすすめの屋外用防犯カメラ
防犯カメラには多種多様なモデルがあり、どれが自分に合っているか判断するのは難しいかもしれません。
そこで、ここでは利用者の目的やニーズに合わせたおすすめの屋外用防犯カメラをカテゴリ別に紹介します。
初心者向けの簡単なモデルから、高機能な製品、特殊な設置環境に対応できるものまで、具体的な使用シーンを想定して選びました。
Amazonなどの人気ランキングも参考にしながら、あなたの目的に最適な一台を見つけるためのヒントにしてください。
初心者でも簡単!手軽に導入できる工事不要モデル
防犯カメラを初めて導入する方や、賃貸住宅で壁に穴を開けられない方には、手軽に設置できる工事不要モデルがおすすめです。
これらのモデルは、充電式のバッテリーを内蔵していたり、ソーラーパネルで自己給電したりするため、電源コードの配線を気にする必要がありません。
取り付け方法も、強力なマグネットで金属製の壁や柱に固定するタイプや、付属のスタンドで置くだけのタイプ、両面テープで貼り付けるタイプなど、専門的な工具を使わずに設置できるものが揃っています。
Wi-Fiに接続するだけで、すぐにスマホから映像を確認できる手軽さが魅力で、防犯対策の第一歩として気軽に始めることができます。
画質と機能にこだわりたい方向けの高スペックモデル
より確実な防犯効果を求める方や、証拠映像としての鮮明さにこだわりたい方には、高スペックモデルが適しています。
4K解像度に対応したカメラは、人物の顔や車のナンバープレートといった細部までクリアに記録でき、万が一の際の証拠能力を高めます。
また、AI技術を活用した高度な検知機能も特徴です。
単なる動きだけでなく、人物、車両、ペットなどを識別して通知を送り分けることで、不要なアラートを減らし、重要な瞬間を見逃しません。
さらに、検知した対象を自動で追尾して撮影し続けるパン・チルト機能や、夜間でもカラーで鮮明に撮影できる高性能な暗視機能など、プロレベルのセキュリティを実現する機能が満載です。
初期費用は高くなりますが、それに見合う安心感が得られます。
電源の確保が難しい場所向けのソーラー・バッテリー対応モデル
玄関先や駐車場、庭の奥など、近くにコンセントがなく電源の確保が難しい場所に防犯カメラを設置したい場合には、ソーラーパネル対応モデルやバッテリー内蔵モデルが最適です。
ソーラー充電式のカメラは、付属のソーラーパネルが太陽光を受けて発電し、内蔵バッテリーを充電するため、電気代がかからず、配線も一切不要で環境に優しい運用が可能です。日当たりの良い場所に設置すれば、半永久的に稼働させることができます。
一方、バッテリーモデルは定期的に本体を取り外して充電する必要があるものの、設置場所の自由度が非常に高く、日当たりの悪い場所でも使用できます。これらのモデルにより、これまで諦めていた場所にも手軽に防犯対策を施せます。
屋外用防犯カメラ設置時に知っておきたい注意点
屋外用防犯カメラを設置することで防犯効果は高まりますが、設置方法や運用方法を誤ると、思わぬトラブルに発展する可能性があります。
カメラを導入する前に、あらかじめ知っておくべきいくつかの注意点があります。プライバシーへの配慮や適切な取り付け方法の選択など、安心してカメラを運用するために重要なポイントを理解しておくことが、効果的な防犯対策につながります。
このセクションでは、設置時に特に気をつけるべき注意点について解説します。
近隣トラブルを回避するためにプライバシーへ配慮する
自宅の敷地を監視するために設置した防犯カメラが、意図せず隣接する家庭の敷地や窓、玄関などを映してしまうと、プライバシーの侵害として近隣トラブルに発展する可能性があります。
トラブルを避けるためには、カメラの設置角度に細心の注意を払い、隣家や公道が過度に映り込まないように調整することが不可欠です。
多くのカメラには、撮影範囲内の特定の部分を黒く塗りつぶして見えなくする「プライバシーマスク機能」が搭載されているため、これを活用するのも有効な手段です。
また、事前に近隣住民へ防犯目的でカメラを設置する旨を伝えておいたり、「防犯カメラ作動中」のステッカーを掲示したりすることも、相互理解を深め、トラブルを未然に防ぐ上で役立ちます。
自分で取り付けるか専門業者に依頼するかの判断基準
防犯カメラの取り付けは、自分で行う(DIY)か、専門業者に依頼するかの二択です。どちらを選ぶかは、カメラの種類と設置場所によって判断します。
工事不要のバッテリー式カメラや、置くだけのモデルであれば、専門知識がなくても自分で簡単に行えます。しかし、壁に穴を開けて配線を通す有線カメラの設置や、高所への取り付け、複数台のカメラを連携させるシステムの構築などは、専門的な知識と技術が必要です。
このような場合、無理に自分で取り付けようとすると、カメラの落下や故障、家屋の損傷につながる恐れがあるため、専門業者に依頼するのが安全かつ確実です。取り付け費用はかかりますが、カメラの性能を最大限に引き出す最適な設置が期待できます。
まとめ
屋外用防犯カメラは、正しい知識を持って選ぶことで、大きな安心感をもたらす有効な防犯ツールです。
選び方の基本として、設置場所に適した給電方法や形状、求める証拠能力に応じた画質、そして通信の安定性や手軽さに合わせた接続方法を検討することが求められます。
さらに、録画データの保存方法や、動体検知・音声威嚇といった便利な防犯機能も比較することで、自身の目的や環境に最適な一台が見つかるはずです。
設置の際には近隣へのプライバシー配慮を忘れずに行うことで、防犯効果というメリットを最大限に享受できます。
この記事で紹介したポイントを参考に、自宅のセキュリティレベルを高める一歩を踏み出してください。

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