国内のビジネスチャットツールの中で特に人気が高く、多くのユーザーを獲得しているのが「LINE WORKS 」と「Chatwork 」の2つのサービスです。本記事では自社のチャットツールの選考に悩む担当者の方に向けて、両者の特徴や料金の違い、類似点、選び方のポイントなどについて解説します。
LINE WORKSとChatworkの主な違い
LINE WORKSとChatworkは、それぞれ異なる特長を持つビジネスチャットツールです。2つの大きな違いは、LINE WORKSはコミュニケーションアプリ「LINE」に近い画面デザインで使いやすさが強みであること対し、Chatworkはメールに近いスタンダードな使い勝手と優れたタスク管理機能が魅力のビジネスチャットツールです。
LINE WORKSが向いている企業・団体
【導入効果・事例付き】知っておきたいLINE WORKSの基本
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LINE WORKSがどんな製品なのかを詳しく知りたい方におすすめです。
LINE WORKSは、国内最大級のコミュニケーションアプリであるビジネス版の「LINE」です。LINEと同様のインターフェースや操作性を備えているのでITリテラシーが低いユーザーでもなじみやすく、導入時の教育も短時間で済みます。また、LINEと連携できるため、ビジネスチャットを導入していない取引先とのコミュニケーションや、BtoC企業の顧客接点として使えるのも大きな魅力です。こうした特長から、LINE WORKSは高齢者の多い職場や外回りまたは実店舗で多くの顧客対応をする企業に適しています。
Chatworkが向いている企業・団体
Chatworkは純国産のビジネスチャットツールです。国産の安心感もあり、中小企業やスタートアップ企業を中心に、44万社以上が利用しています。使い勝手がメールに似ているため、誰でも感覚的に利用できます。また、タスク管理やグループ管理機能などビジネス目的で使う機能が充実している点も魅力です。そのため、ネットを通じて顧客対応を行う企業やIT系企業、オフィス内業務が多い職場に適しています。また、英語、中国語(繁体字)、ベトナム語に対応しているので、海外との取引がある企業にも向いています。
既読確認機能の有無
LINE WORKSとChatworkの大きな違いのひとつが、既読確認機能の有無です。既読確認機能とは、メッセージが相手に読まれたかどうかを確認できる機能で、情報の周知把握に役立ちます。LINEでおなじみのこの機能は、LINE WORKSにはもちろん搭載されていますが、Chatworkにはありません。なおLINE WORKSの場合、既読確認機能をOFFにできるので既読確認機能が不要な場合にも柔軟に対応できます(有料プランのみ)。
チャット機能のUI
チャット機能のUI(デザインや見やすさなど)もそれぞれ異なった特長があります。LINE WORKSのUIは、LINEのものをビジネス用途に転用しています。そのため、LINEユーザーにとってなじみ深く、使いやすいのが特長です。
一方、Chatworkのチャット機能はシンプルで直感的なデザインが特長です。チャットでは、誰宛てのメッセージなのか曖昧になることがしばしばありますが、Chatworkではメールのように「TO」機能で宛先を指定でき、特定のメンバーに情報を確実に伝えられます。さらに、Chatworkでは社外の相手も簡単かつセキュアに招待できるので、社外の相手と安全にコミュニケーションを取りたい場合にも便利です。
LINE WORKSとChatworkの料金比較
ビジネスチャットツールを選ぶ際には、料金も重要な判断基準となります。ここではLINE WORKSとChatworkの人気料金プラン・ビズらく新登場のフリープランについて紹介します。
下記の料金は全て税込み価格です。
プラン比較
ビズらく新登場! | |||
プラン |
少人数、データのやり取りが少ない方向け
|
仕事に必要な機能が充実
|
セキュリティ機能が豊富で安心
|
価格 | 0円
| ||
利用可能最大ユーザー |
30名まで |
制限なし |
制限なし (最小申込5名~) |
共有ストレージ容量 |
合計5GB |
基本1TB+1GB/1ユーザー |
10GB/1ユーザー |
共通の機能 |
トーク・チャット/タスク管理/ 音声・ビデオ通話/画面共有 |
トーク・チャット/タスク管理/ 音声・ビデオ通話/画面共有 |
トーク・チャット/タスク管理/ 音声・ビデオ通話/画面共有 |
特徴/機能 |
・期間制限なし ・機能の一部制限あり ・広告などの表示あり |
・アンケート機能 ・アドレス帳機能 ・カレンダー機能 ・ファイル管理機能 ・SSO機能 |
・ファイル管理機能 ・2段階認証機能 ・社外ユーザー制限機能 ・ファイル送信制限機能 ・SSO機能 |
なお、LINE WORKS・Chatworkともに有償プランが一定期間無料で試せる「トライアルプラン」も用意しています。自社に合うビジネスチャットツールをお探しならビズらく新登場のフリープランやトライアルプランで使い勝手を検証してみてはいかがでしょうか?
LINE WORKSとChatworkの主な共通点
LINE WORKSとChatworkにはいくつかの共通点もあります。
まず、両者ともひとつのアカウントに対して複数のデバイスからログインができます。パソコン以外に、スマホやタブレットでも利用できるので、外出先でも気軽にやり取りが可能です。
API連携が可能であることも共通点のひとつです。Chatworkでは「Backlog(バックログ)」や「マネーフォワード クラウド経費」、「kincone」、LINE WORKSでは「クラウドサイン」や「Salesforce」、「KING OF TIME」など、さまざまなサービスと連携ができます。
また、メンション管理やタスク管理ができる点も共通しています。メンション機能とは、特定のメンバーに対してメッセージを送る機能で、重要な情報を確実に伝えることが可能です。一方のタスク管理機能は、自分やほかのメンバーの業務リストを作成・編集できる機能で、業務内容や業務の進行などを可視化でき、効率的に作業を進められます。
ビジネスチャットはTeamsやWowTalkもおすすめ
ビジネスチャットツールとしては「Microsoft Teams」や「WowTalk」もおすすめです。
Microsoft Teamsは、Microsoft社が提供するチャットツールで、チャット、ビデオ会議、ファイル共有、スケジュール管理など、チームでの活動に必要な機能がそろっています。また、Microsoft Officeのほかのソフトとも連携がスムーズなので、既存のMicrosoft Officeユーザーにとっては非常に使いやすいツールです。
一方、WowTalkは国産のビジネスチャットツールで、誰でも簡単に使えるシンプルなデザインと豊富な機能が魅力のサービスです。22カ国語に対応した翻訳機能があり、グローバルな事業を行う企業におすすめのツールです。
自社に合ったビジネスチャットツールの選び方
ビジネスチャットツールを導入する際は、自社の目的に合わせて必要な機能が備わっているかを確認することが重要です。例えば、タスク管理を重視する場合は優れたタスク管理機能を持つChatwork、カレンダー機能やアンケート機能などさまざまな機能を活用したい場合には、豊富な機能があるLINE WORKSが適しています。
また、自社のITリテラシーと照らし合わせてツールを選ぶことも大切です。ITリテラシーが低い組織では、導入したツールを適切に使いこなせない可能性があるため、直感的でわかりやすいツールを選びましょう。したがって、普段からLINEを使用している従業員が多いようなら、操作性がほぼ同じのLINE WORKSが有力な選択肢になります。
このようにビジネスチャットツールを選ぶ際は、「自社に必要な機能を備えているか」「使いやすい操作性か」が大きなポイントになります。さらに、コストパフォーマンスやサポート体制の充実度なども確認し、自社に適したツールを選びましょう。
まとめ:自社に合うビジネスチャットに悩むならアスクルのビズらくへ
ビジネスチャットツールは機能や料金を比較して可能であれば無料トライアルで使用感などを確かめてから社内アンケートを行い、自社のニーズに合う最適なものを選ぶのもおすすめです!
ビズらくでは、有償プランの無料トライアルやフリープランのお申込みが可能で、実際に使いながら比較できます。まずはお気軽にご相談ください。
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