Zoom Roomsとは? ミーティングとの違いや機能を紹介

多くの方が活用しているZoomには、WEB会議サービスのZoom Meetings(ミーティング)以外にもZoom Roomsと呼ばれるサービスがあります。本記事では、Zoom Roomsの特長やほかのサービスとの違い、導入するにあたり必要となる機材について、詳しく解説します。操作性の高いWeb会議システムを導入し、多様なメリットを享受しましょう。

目次

Zoom Roomsとは

Zoom Roomsは、会議室に設置して利用する Web会議システムです。Zoom Roomsを導入すれば、従業員は個人が所有するパソコンやタブレットなどの端末を持ち込まなくてもWeb会議に参加できます。

このように「会議室どうし」もしくは「会議室と個人」を手軽につなぎ、Web会議を開催できるのがZoom Roomsの魅力です。Zoom Roomsの概要と特長については、以下の資料でも詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

5分でわかるZoom Rooms

5分でわかるZoom Rooms

この資料ではZoom Roomsがどのようなサービスなのか、
Zoom Meetingsとはどのように異なるのかについて、最適な利用シーンとともにご紹介します。

詳しくはこちら

Zoom RoomsとZoom Meetings(ミーティング)の違い

Zoom Roomsは、Zoom Meetingsのオプションサービス として提供されています。Web会議を実施するためのZoom MeetingsにZoom Roomsのオプションを追加契約すると、複数人でコミュニケーションを取りやすい環境を整備できます。それぞれの特長を以下にまとめました。

Zoom Roomsの特長

  • 会議室にZoom専用の据置型デバイスを設置して会議に参加
  • ライセンスがなくても会議を開催できる
  • 多人数での会議が可能
  • Zoom Meetingsと同じく画面共有やチャットなどの機能を利用できる
  • 月額もしくは年額の費用が発生する

Zoom Meetingsの特長

  • 従業員1人ひとりが個人のパソコンやスマートデバイスで会議に参加できる
  • デバイスとインターネット環境があれば場所に左右されず参加することも可能
  • 参加者どうしで顔と名前を把握できる
  • リモート営業や面接といった相互コミュニケーションに最適
  • 無料版と有料版が提供されている

このように、 Zoom Roomsは、端末を設置した部屋から、個人・多人数との接続、同じくRoomsが設置された部屋と接続できるのが特長です。対してZoom Meetingsは、個人のパソコンやスマートデバイスどうしを接続して利用します。

例えば、複数人がひとつの会議室に集まり、拠点どうしをつないで会議を行いたいときはZoom Rooms、リモート営業や面接、テレワークなど、個人で場所を問わずに使用するときはZoom Meetingsが適しています。


Zoom RoomsとZoom Webinars(ウェビナー)との違い

Zoom WebinarsもZoom Roomsと同じく、Zoom Meetingsのオプションサービスのひとつです。相互コミュニケーションではなく、参加者に対して主催者が一方的に話すシーンでの活用が想定されています。具体的には、研修やセミナー、説明会などで活用されています。
主な特長は以下の通りです。

Zoom Webinarsの特長

  • 研修、セミナー、説明会に最適
  • 最大10,000人の参加が可能
  • 参加者が発言や画面共有するには主催者の許可が必要
  • 参加者どうしの顔と名前は把握できない
  • リアルタイムの投票機能がある
  • 費用がかかる

このようにZoom Webinarsはイベントやセミナーなどに特化したサービスである点が、Zoom Roomsと大きく異なります。
ZoomオプションサービスのWebinarに関しては、以下の資料でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

5分でわかるZoom Webinars

5分でわかるZoom Webinars

この資料ではZoom Webinarsがどのようなサービスなのか、
Zoom Meetingsとはどのように異なるのかについて、最適な利用シーンとともにご紹介します。

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また、Zoom RoomsとZoom Webinarsをうまく使い分けるコツも以下の記事で紹介しています。こちらもチェックしてみてください。

Zoomサービスを賢く使いたい方におすすめの記事
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Zoom Roomsの主な機能

Zoom Roomsは、さまざまな機能を搭載しています。具体的な機能や期待できるメリットをあらかじめ把握しておきましょう。


ワンタッチで会議に参加できる

これまで、多くのWeb会議ツールでは、会議のたびに個人のパソコンをセットアップする必要がありました。一方、Zoom Roomsでセットアップ作業が必要になるのは初回のみです。据え置きのデバイスが常時サインインしているので、さまざまな手間を省略できます。

毎回パソコンをモニターにつないで設定したり、マイクやカメラを調整したりする手間が省けるのも大きなメリットです。システムは、専用のタブレットからワンタッチで起動でき、さまざまなタイプの認定済みデバイスもリリースされています。

また、会議を開催するたびに、招待用のURLを相手に送付する必要もありません。Zoom Roomsデバイスを設置した拠点どうしを接続し、Web会議を行うことも可能です。


複数人で同じ場所から参加できる

従来のZoom Meetingsでは、各参加者がパソコンやスマートデバイスを用意してシステムに接続する必要がありました。しかし Zoom Roomsを導入すれば、会議室に集まるだけで、複数人がスムーズに会議に参加できます

また、同じ空間で複数のパソコンを使用すると、ハウリングなどの音響トラブルが発生しやすいですが、Zoom Roomsを活用すれば、こうした問題を回避できます。さらに、「スマートギャラリー」機能により、参加者の様子をダイナミックに表示できるため、一般的なWeb会議ツールよりも対面に近い形でコミュニケーションを取れる点も魅力です。これらの特長から、拠点同士をつなぎ、多くの参加者が議論に加わる大規模な会議にも最適なツールです。


ライセンスがない人も会議を開催できる

Zoom Meetingsでは、ライセンスを複数人で共有することは認められていません。ライセンスは個人ごとに付与されるため、ノンライセンスユーザーは会議を開催できないというデメリットがあります。このような課題解決に有用なのがZoom Roomsです。

ライセンスは、会議室に設置した機材に紐づけられるため、ノンライセンスユーザーも含めた全てのユーザーが会議を開催でき、画面を共有することも可能です。


パソコンのバージョンアップなどによるトラブルを避けられる

個人のパソコンを使用して会議に参加する場合、バージョンアップや設定といった操作を個々で行う必要があります。そのため「会議までにソフトウェアの更新を済ませていない」「設定が正しくできていない」といった問題が起こりがちでした。Zoom Roomsを導入すれば、このようなトラブルを事前に回避できます。

Zoom Roomsでは、システムアップデートをデバイスごとに管理します。そのため、各従業員が時間を割いて対応する必要はありません。また、個人が使用するパソコンのスペックや通信環境に影響される心配もないため、安定した環境で会議を進められるのもメリットです。

Zoom Roomsに必要な機材

Zoom Roomsの機材は、設置する会議室の規模やレイアウト、用途にあわせて選択可能です。

具体的な機材とそれぞれの用途を以下にまとめました。

Zoom Rooms接続機材と用途

  1. パソコン本体:ソフトウェアを動作させるためのMicrosoft Windows OSまたはMac OS
  2. インターネット環境:通信の遅延や切断などのトラブルを避けられる安定した回線
  3. ディスプレイ:設定画面や相手の様子を出力
  4. マイク:こちらの声を相手に伝える
  5. スピーカー:相手の声を出力する
  6. カメラ:会議室の様子を映す
  7. コントローラー:Zoom Roomsの操作用、iPadなどのタブレットを用いるのが一般的

Zoomが推奨している機材にはさまざまなタイプがあります。中には、ディスプレイ・マイク・スピーカー・カメラが一体になったオールインワン型のデバイスなどもあります。個別に機材を準備する時間が取れないときや、何を選択すればよいのか悩んでしまったときには、オールインワン型のデバイスを検討してみましょう。Zoom Roomsや周辺機材についてもビズらくにお気軽にお問い合わせください。お問い合わせはこちら

Zoom Roomsの料金

Zoom Roomsを単体で利用はできません。Zoom Workplaceのライセンスが必ず必要となります。そのため使用する場合にかかる最低費用は
Zoom Workplace Pro 1-99 年額32,081円(税込)+Zoom Rooms 年額 105,388円(税込)の年額137,469円(税込)となります。(2024年9月26日時点)

ライセンスは、1端末(1会議室)あたりに1ライセンスが割り当てられます。例えば、複数の会議室でZoom Roomsを利用する際は、設置する端末の数だけライセンスのご契約が必要です。

まとめ:用途に応じてZoomのサービスを選びましょう

Zoom MeetingsとオプションサービスのZoom Rooms、Zoom Webinarsの特長をよく理解して、自社の用途に合うサービスを選定しましょう。Zoom Roomsは、Web会議の効率化に大きく貢献するツールです。Zoom Roomsの導入を考えている企業担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。お問い合わせはこちら

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