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業務のデジタル化が進む昨今、「IT導入補助金」は、中小企業の生産性向上や業務改善を支援する施策として注目されています。一方で、制度の全体像や申請手順が分かりづらく、活用に踏み出せない企業も少なくありません。この記事では初めて申請する中小企業の担当者に向け、2025年版のIT導入補助金について解説します。
IT導入補助金の基本情報
IT導入補助金を上手に活用するためには、制度の目的や補助対象、申請枠の種類など、基本的な仕組みを正しく理解しておくことが重要です。
IT導入補助金とは
IT導入補助金は、 ITツールを導入する際、経費の一部が補助される制度です。経済産業省 中小企業庁の監督のもと、中小企業や小規模事業者の業務効率化やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を目的としています。

参考:IT導入補助金2025 公募要領4ページ
「事業者(申請者)」が「IT導入支援事業者」と連携し、支援事業者が代理で申請を行う仕組みが基本です。
IT導入補助金の対象となるのは、会計ソフトや受発注管理システムやセキュリティ対策など、業務改善に直結するツールです。ただし、いずれも「IT導入支援事業者」が事前に事務局へ登録・承認を受けたものであることが条件です。アスクル株式会社は経済産業省のIT導入補助金2025においてIT導入支援事業者として採択されました。今まで以上に職場に人事・労務管理システムなどのシステムを導入いただきやすくなりましたので、ご興味をお持ちの方はぜひビズらくにご相談ください。お問い合わせはこちら
IT導入補助金の申請枠の種類
2025年度のIT導入補助金では、導入目的や事業形態に応じて「通常枠」「インボイス枠」「セキュリティ対策推進枠」「複数社連携IT導入枠」の四つの申請枠が設けられています。
幅広い業務改善ツールを導入できるのが「通常枠」、インボイス制度対応に特化しているのが「インボイス枠」、サイバーセキュリティの強化を支援するのが「セキュリティ対策推進枠」です。商工団体や協同組合などが連携してIT導入を進めたい場合には「複数社連携IT導入枠」が適しています。枠ごとに対象となるITツールや補助率、補助上限額が異なるため、自社に合った枠を選びましょう。
参照元: IT導入補助金2025| IT導入補助金制度概要
IT導入補助金の募集期間
2025年度のIT導入補助金の申請受付は、 2025年3月31日(月)から開始されました。募集は一度きりではなく、複数回の締め切り日が設けられています。
通常枠・インボイス枠・セキュリティ対策推進枠
一次締め切り:2025年5月12日(月)予定
二次締め切り:2025年6月16日(月)予定
三次締め切り:2025年7月18日(金)予定
複数者連携IT導入枠
一次締め切り:2025年6月16日(月)予定
参照元: IT導入補助金2025| 事業スケジュール
それぞれの日程に合わせ、申請内容や必要書類を準備しておく必要があります。
初めて申請する際は、事前準備に時間がかかる場合もあるため、スケジュールに余裕を持って準備し、IT導入支援事業者と十分に連携して進めましょう。
IT導入補助金の対象となる企業・ツール
IT導入補助金を利用するには、導入する企業とITツールの双方が、あらかじめ定められた条件を満たしている必要があります。ここでは、補助対象となる事業者の要件や、認定されたツールの種類について紹介します。
IT導入補助金の対象となる企業
IT導入補助金は、中小企業を対象とした制度です。
業種ごとに対象の基準が定められており、例えば製造業では「資本金または出資の総額が3億円以下」または「常時使用する従業員数300人以下」のいずれかに該当する企業が申請できます。その他、卸売業や小売業、サービス業なども対象で、業種ごとに異なる基準が設定されています。
また、個人事業主であっても、一定の条件を満たせば申請が可能です。法人・個人を問わず、自社の事業規模が補助対象にあたるかどうかを事前に確認し、早めに準備をはじめましょう。


IT導入補助金の対象となるITツール
IT導入補助金の対象となるITツールは、業務の効率化や生産性向上に役立つものに限られます。
具体的には、会計ソフトや受発注管理システム、勤怠管理システム、顧客管理(CRM)など、日常業務の負担軽減やデータ活用を支援するツールが対象になることが多いです。さらに、ソフトウェアに加え、拡張機能やデータ連携・セキュリティ対策といったサービス、導入設定・研修・保守サポートなどの導入支援費用も補助対象に含まれることがあります。
ただし、補助を受けるには、事前に事務局に登録されたITツールであることが条件です。申請時には、導入を検討しているツールが登録済みかどうかを「IT導入補助金2025」公式サイト内の「 ITツール・IT導入支援事業者検索 」を使用して調べておくと安心です。
IT導入補助金の申請方法
IT導入補助金を利用するには、事前準備や所定の手続きが必要です。申請に必要なステップを、順を追って確認しましょう。
1.交付規程・公募要領を確認する
まず、「交付規程」と「公募要領」をしっかり確認します。これらの資料には、補助対象となる事業者の条件や、補助金の対象経費、申請手続きの流れなど、制度の全体像が詳しくまとめられています。
特に公募要領には、申請スケジュールや必要書類、審査のポイントなど、実務に直結する情報が網羅されています。内容を正しく理解しておくことで、自社が制度の対象となるかを判断でき、申請後の手戻りも防げます。
2.GビズIDの取得・SECURITY ACTION宣言をする
IT導入補助金の申請には、 GビズIDプライムアカウントの取得と、 SECURITY ACTION(セキュリティアクション)宣言の実施が必要です。いずれもオンラインから手続きできます。
GビズIDは、補助金をはじめとする各種行政手続きに共通で使える認証システムです。申請から取得までに約2週間ほどかかるため、早めに準備を進めましょう。
SECURITY ACTIONは、情報セキュリティ対策への自主的な取り組みを表明する制度で、信頼性のあるIT導入体制を示すものです。申請には「★一つ星」または「★★二つ星」のいずれかを宣言していることが必要です。
3.IT導入支援事業者と導入したいITツールを選定する
IT導入補助金の申請は、制度上「IT導入支援事業者」との連携が必須です。
IT導入支援事業者とは、補助金制度に登録された専門事業者で、申請書類の作成やITツールの選定、事業計画の策定などをサポートしてくれるパートナーを指します。
支援事業者のサポートがあるとスムーズです。申請の流れや審査のポイントにも精通しているため、採択率の向上にもつながります。不明点や不安がある場合は、早めに支援事業者に相談しながら効率よく進めましょう。
4.交付申請を行う
ITツールの選定と事業計画が固まったら、IT導入支援事業者と連携して交付申請を行います。
申請は専用のマイページを通じてオンラインで実施し、申請フォームの入力や必要書類の添付が必要です。不備があると差し戻される可能性があるため、内容の正確な記載と事前の確認が欠かせません。
交付申請では、事業の目的や課題、ITツールの導入によって期待される効果などを具体的に記載する必要があります。申請書類を提出するだけでなく「なぜこのツールを導入するのか」をしっかり説明することが重要です。
IT導入補助金に採択されるための申請のコツ
採択されるためには、しっかりと準備し、質の高い申請書を仕上げる必要があります。
まずは、公募要領を丁寧に読み込み、補助対象や申請条件を正しく理解しましょう。制度全体の流れを把握することで、スムーズに申請準備を進められます。
次に、導入するITツールの必要性や効果を明確に示した事業計画の作成が重要です。「なぜこのツールが必要か」「どのような課題を解決できるか」を具体的に記載することで、審査での評価につながります。また、賃上げに取り組む意思を示したり、クラウド製品やインボイス制度対応製品といった加点対象のITツールを選んだりするなど、対応できる加点項目には積極的に取り組みましょう。
そして、信頼できるIT導入支援事業者と連携し、書類の内容や表現を丁寧に確認・調整することも欠かせません。専門的な視点を取り入れることで、採択の可能性もさらに広がります。
まとめ:IT導入補助金について正しく理解しよう
IT導入補助金を有効に活用するには、制度の内容を正しく理解し、自社の課題に合った申請枠やITツールを選ぶことが重要です。信頼できるIT導入支援事業者と連携しながら申請を進めることで、採択の可能性を高め、業務改善やDXを着実に実現できます。先述の通りアスクル株式会社は経済産業省のIT導入補助金2025においてIT導入支援事業者として採択されました。今まで以上に人事・労務管理システムなどを導入いただきやすくなりましたので、ご興味をお持ちの方はぜひビズらくにご相談ください。お問い合わせはこちら

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