LINE WORKSとは？料金や使い方､導入メリットをチェック

LINE WORKS（ラインワークス） は、LINEの操作感を活かしつつ、ビジネスに必要な機能を備えたツールです。本記事では、基本情報や使い方、料金プラン、導入時の注意点までを整理し、業務効率化を図りたい企業担当者に向けて導入のメリットを伝えています。自社に合った活用方法を見つけ、業務の効率化を実現しましょう。

LINE WORKS（ラインワークス）の基本情報

「 LINE WORKS（ラインワークス） 」は、ビジネス向けチャットツールとして注目されています。ここでは、その概要や個人用LINEとの違いについて解説し、導入前に知っておきたいポイントを整理します。

LINE WORKSとは

LINE WORKSは、ビジネス向けに最適化されたコミュニケーションツールです。LINEと同じ操作感で使えるため、新たに覚える手間がほとんどありません。 チャットや音声・ビデオ通話、カレンダー、タスク管理、アンケート作成など多彩な機能をひとつのアプリで利用でき、社内外の情報共有や業務連携をスムーズに行えるのが特長です。

個人用LINEとの違い

個人用LINEとの最大の違いは、企業利用を前提とした管理機能と高いセキュリティレベルにあります。管理者は、ユーザーごとの利用状況を確認できるほか、情報の閲覧制限やアクセス権限の設定も可能です。これにより、情報漏えいや誤送信といったリスクを最小限に抑えられます。

また、カレンダーやタスク管理、掲示板、アンケートなどの業務支援機能も搭載されており、個人用LINEではカバーできない業務の可視化やチーム内の情報共有に大きく貢献します。

LINE WORKSの主な機能と使い方

LINE WORKSを業務で活用するために知っておきたい、主な機能と基本的な使い方を紹介します。

トーク・通話機能

LINE WORKSのトーク機能は、 LINEに似た操作性で、使いやすく設計されています。1対1のやり取りはもちろん、グループトークにも対応しており、リアルタイムでの情報共有がスムーズに行えます。

音声通話やビデオ通話機能も搭載されているため、対面でのやり取りが難しい場合でも、円滑なコミュニケーションをサポートします。さらに、既読・未読の確認やビジネス用のスタンプの活用により、スピーディかつ的確なやり取りが可能です。

ノート機能

ノート機能は、トークルーム内で共有したい情報を整理・記録できる便利なツールです。議事録や業務報告、マニュアルなどを投稿しておけば、後から簡単に見返せるため、情報の蓄積・共有がスムーズです。

また、メンバーによるコメントや共同編集にも対応しており、内容のリアルタイム更新も可能です。通知機能を活用すれば、メンバーに内容を一斉共有でき、業務連携の効率化にもつながります。

掲示板機能

掲示板は、社内へのお知らせや重要な情報を共有するのに便利な機能です。投稿はトピックごとに整理でき、特に重要な内容は固定表示にして、常に目に入るように設定できます。

投稿の既読状況を確認したり、必要に応じて再通知を送信したりできるのも特長のひとつです。また、用途に応じた公開範囲の設定やコメント機能を活用すれば、情報の伝達ミスを防ぎながら社内コミュニケーションの活性化にもつなげられます。

カレンダー機能

LINE WORKSのカレンダーは、個人・チーム・全社の予定を一元管理できる機能です。メンバーの空き時間を確認しながら予定を調整できるため、会議や打ち合わせの日程調整もスムーズに進められます。
さらに、iCal（iCalendar）形式に対応した外部カレンダーとのインポートやエクスポートにも対応しています。外部カレンダーを使用することで、他のツールとの連携も可能です。

タスク管理機能

LINE WORKSのタスク管理機能では、担当者や期限を設定してタスクを登録・共有でき、進捗状況をチーム全体で把握できます。トーク内のやり取りから直接タスクを作成できるため、会話の流れを保ったまま業務へ反映可能です。また、カレンダーと連携すれば、スケジュールとタスクをまとめて管理できるため、業務の効率化にもつながります。

アンケート機能

LINE WORKSのアンケート機能を使えば、目的に合わせた設問をテンプレートで簡単に作成でき、スマートフォンやパソコンから手軽に回答できます。結果は自動で集計され、グラフで視覚的に確認できるため、情報の把握や分析もスムーズです。出社確認、満足度調査、安否確認など、社内外の意見収集や状況把握に幅広く活用できます。

LINE WORKSのメリット

LINE WORKSは多機能で、使いやすさや導入のしやすさも特長です。ここでは、導入によって得られる主なメリットを四つのポイントに絞って紹介します。

スマートフォンやPCから直感的に操作可能

LINE WORKSは、LINEと似たインターフェースを採用しており、スマートフォンやパソコンからでも直感的に操作できるのが特長です。LINEに慣れている人であれば、特別な研修なしでもすぐに使いはじめられます。

トークや通話、カレンダー、タスクなどをひとつのアプリでまとめて管理でき、情報へのアクセスもスムーズです。操作がシンプルなので、ITに不慣れでも安心して使えます。

既読確認機能で情報伝達の状況を把握しやすい

LINE WORKSには、誰がメッセージを読んだかを一覧でチェックできる既読確認機能があります。情報が確実に伝わっているかを即座に把握できるため、見落としが許されない連絡にも適した機能です。

例えば、会議の案内や重要なお知らせなどの既読状況を可視化することで、連絡漏れや対応の遅れも防げます。また、既読がつかない相手には個別フォローも可能で、確実な情報共有のサポートが可能です。

タスクやスケジュールを一元管理できる

LINE WORKSでは、タスク管理機能とカレンダー機能が連携しており、業務の進行状況や予定をまとめて把握できます。担当者や期限の設定ができるため、進捗の見える化が可能です。

例えば、トーク内で決まった内容をそのままタスク化し、カレンダーに反映することで、抜け漏れを防ぎながら効率的にスケジュールを管理できます。チーム全体で情報共有しやすくなり、日々の業務運営がより確実かつスピーディになります。

高いセキュリティのもと情報共有ができる

LINE WORKSは、ビジネスでの利用を前提に設計されており、通信の暗号化やアクセス制限、デバイス管理などのセキュリティ対策が充実しています。管理者はアカウントの権限や利用状況を一元管理でき、情報漏えいや不正アクセスのリスクを最小限に抑えることが可能です。安全な環境で情報をやり取りできるため、社内外とのコミュニケーションも安心して行えます。

LINE WORKSの利用料金

LINE WORKSには、用途や企業規模に応じて選べる三つの料金プランが用意されています。

「フリープラン」は、最大30人までのユーザーであれば無料で利用可能です。チャットやカレンダーなどの基本機能は一通り揃っており、小規模なチームや試験導入に適しています。

「スタンダードプラン」は、年額税込5,940円（年額契約で月495円／人）で、ユーザー数が無制限となり、より大容量のストレージや管理機能、サポート体制も強化されているのが特長です。

「アドバンストプラン」は年額税込10,560円（年額契約で月880円／人）で、セキュリティ・監査機能やAPI連携など、より高度な管理・拡張機能を備えています。

スタンダードプラン以上では、ユーザー数が無制限となり、大容量のストレージや充実した管理機能、サポートが利用可能です。年間契約なら毎月契約をする必要がないので契約担当者さんも楽になります！

LINE WORKSを導入する際の注意点

LINE WORKSを導入する際は、ユーザーによる誤送信やヒューマンエラーへの対策が必要です。あらかじめ運用ルールを明確に定めておくことで、トラブルの発生を防ぎやすくなります。

また、対応OSのバージョン制限があるため、導入前にチェックしましょう。Windows 10 22H2 （OS build 19045）以降、iOS 16.0 以降に対応していない端末では、アプリの新規インストールおよびアップデートができない場合があります。

LINE WORKSと新サービス「LINE WORKSラジャー」を連携する方法

LINE WORKSラジャーは、音声入力と自動文字起こしを活用したサービスです。スマートフォンをトランシーバーのように使えるのが特長で、両手がふさがっている場面で操作しづらいチャットや、聞き逃しが起きやすいハンズフリー通話の課題を解消します。手続き完了後、開通日にLINE WORKSより案内メールが届きます。ログイン画面でIDとパスワードを入力すればすぐに連携可能で、簡単に利用を開始できるのも魅力です。

LINE WORKSと連携すると、ラジャーで送信された音声はLINE WORKSのチャット上に文字で自動変換されます。反対に、 LINE WORKSで入力されたテキストは、ラジャーを通じて音声として再生も可能です。

音声と文字の双方向に変換できるため、業務のスピードと正確性が高まります。LINE WORKSを導入する際は、LINE WORKSラジャーの活用もあわせて検討しましょう。

まとめ：LINE WORKSを導入して業務効率化を図りましょう

LINE WORKSは、LINEの操作性をそのままに、ビジネスに必要な機能や高いセキュリティを兼ね備えたツールです。自社のニーズに合った活用方法を見つけ、業務効率の向上につなげましょう。