防犯カメラには多様な種類があり、設置場所や用途に応じた選び方が重要です。本記事では、形状や録画方式別の防犯カメラの特徴をはじめ、最適な機種の選び方や防犯対策のポイントを紹介します。あわせて、企業や店舗のセキュリティ強化を目的とする方に向けて、導入のメリットや注意点も解説します。
防犯カメラの主な種類と特徴
防犯カメラには、設置場所や用途に応じてさまざまなタイプが存在します。ここでは、形状による違いと録画方式による違いに分けて、それぞれの主な種類と特徴を分かりやすく紹介します。
置き型カメラ
置き型カメラは、設置工事が不要で、机や棚に置くだけで使えるコンパクトな監視・防犯機器です。主に屋内での見守りに適しており、介護施設や医療機関、保育園、託児所、小売店舗など、対人サービスを提供する現場で幅広く活用されています。無線LANやWi-fi・電源等があればすぐに使用でき、クラウドカメラであれば初期費用を抑えつつ導入できる点も大きな利点です。設置場所の自由度が高く、レイアウト変更が頻繁な環境でも柔軟に対応可能です。
また、リアルタイム映像の確認や動体検知、スマートフォンへの通知機能などを備えたモデルもあり、防犯対策はもちろん、利用者やスタッフの安全管理にも貢献します。
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資料をダウンロードするドーム型カメラ
ドーム型カメラは、天井に設置できる防犯カメラで、丸みを帯びたコンパクトな形状が特徴です。圧迫感を与えにくく、空間に自然に溶け込むため、店舗やオフィスなど多くの人が出入りする場所に適しています。広範囲を監視できる上、カメラの向きが外から分かりにくいため、死角への抑止効果も期待できます。加えて、いたずらや破壊行為に強い設計が施されている点も、安心材料のひとつです。景観を損なわずに高い防犯効果を発揮できるため、導入先として商業施設や公共スペースでの需要が高まっています。
バレット型(ガン型)カメラ
バレット型(ガン型)カメラは、筒状のスリムな形状が特徴で、遠距離の撮影に優れた性能を持つ防犯カメラです。屋外設置を前提としたモデルが多く、防水・防塵機能により雨風にも強く、駐車場やフェンス周辺など過酷な環境でも安定した運用が可能です。レンズの向きが明確なため、設置するだけで不審者への威圧効果が期待できます。
また、多くの機種に赤外線機能が搭載されており、夜間でも鮮明な映像を記録可能です。犯罪抑止力を高めたい場所や出入口の監視強化に適しており、屋内でも通路やレジ付近などで幅広く活用できます。設置のしやすさと高性能を兼ね備えた、万能型の防犯カメラです。
ボックス型カメラ
ボックス型カメラは、箱型の本体を持つ防犯カメラで、監視中であることを強く印象づける形状が高い抑止効果を発揮します。レンズ交換が可能なモデルも多く、撮影範囲や用途に応じて柔軟に対応できます。通常は屋内向けですが、防水性や耐久性に優れたハウジングを組み合わせることで、屋外でも使用可能です。
撮影範囲が限られているため、広範囲をカバーするにはカメラを複数台設置する必要があります。高画質で自由度が高く、商業施設やマンションなど多くの場所で活用されています。
録画方式別の種類
防犯カメラの録画方式には、「オンプレミス型」と「クラウド型」の2種類があります。それぞれの特徴と違いをまとめました。
保存方法
オンプレミス型は、映像を本体もしくは別のレコーダー(録画装置)に保存します。一方、クラウド型はインターネットを通じてクラウド上のサーバーに保存される仕組みです。
映像の確認方法
オンプレミス型では、その場にあるモニターなどで管理者側からしか映像を確認できません。一方でクラウド型は、インターネット環境さえあれば、スマートフォンやパソコンからいつでもどこでも映像を確認できます。さらにクラウドカメラであれば閲覧権限の設定も可能なので「すぐに映像確認ができない!」ということもありません。
初期費用
オンプレミス型はレコーダーやモニターなどの機器が必要なため、導入時の費用が高額になりがちです。一方、録画機器やモニターなどの機材を自社でそろえる必要がないのでクラウド型は必要な機器が少なく、比較的低コストで導入できます。
維持費用
オンプレミス型は部品交換などが必要になることもありますが、基本的には維持費用が少なめです。一方でクラウド型は、毎月のクラウド利用料が発生するのが一般的です。一方でクラウド型のサービスであればアップデートで追加機能が使えるようになったり、データ管理がクラウドサービス提供事業者側で実施されるため、常に最新の状態が維持されているので安心して使い続けることができます。
録画品質
オンプレミス型はフルHD(1920×1080)などの高画質で録画できるモデルが多いのに対し、クラウド型はHD画質(1280×720)が主流です。
このように利用目的や設置環境に応じて、コスト・管理方法・利便性などを比較検討し、最適な録画方式を選ぶことが重要です。 特にクラウド型カメラは、スマートフォンやパソコンから容易に映像を確認できるため、オンプレミス型に比べて「映像が活用されやすい」という特徴があります。実際、クラウド型カメラ「Safie」を利用している管理職800人へのアンケートでは、約50%が週1回以上、約30%が毎日映像を確認していると回答していました。
防犯カメラの選び方
防犯カメラを選ぶ際は、目的や設置場所、録画機能、セキュリティ対策、そして費用など、いくつかのポイントを総合的に考慮することが大切です。以下では、設置場所ごとのおすすめカメラをご紹介します。
店舗向け
店舗では、来店客とのトラブル防止や万引き対策として、防犯カメラの設置が効果的です。中でも、見た目に存在感のあるバレット型カメラは、出入口やレジ前などに設置することで「監視されている」という心理的プレッシャーを与え、犯罪の抑止につながります。また、遠くの映像も高精細に記録できるため、万が一の際の証拠としても有効です。防犯性を高めると同時に、店舗の信頼性向上にも役立ちます。
さらに、クラウド型の防犯カメラを活用することで、レジ前の混雑状況をリアルタイムで確認し、柔軟な人員配置が可能になります。売り場の陳列改善にも映像が活用され、業務効率化や顧客満足度の向上につながる事例も増えています。
オフィス向け
オフィス向け防犯カメラとしては、ドーム型や置き型の設置が特におすすめです。これらのカメラは目立たず、オフィスのインテリアに自然に溶け込み、景観を損なうことなく設置できます。ドーム型カメラは360度の広範囲をカバーし、撮影方向が外からは分かりにくいため、潜在的な不審者の監視に効果的です。
一方、置き型カメラは工事不要で、卓上や受付など、場所を選ばずに設置できる手軽さが魅力です。これらのカメラは、内部不正や情報漏えいの防止だけでなく、セクハラやパワハラの証拠としても活用でき、問題の早期解決をサポートします。
オフィス向けカメラ導入のトレンド
また、近年はパワハラ防止法などの法改正を受けて、職場のハラスメント対策としてクラウド型防犯カメラを導入する企業も増えています。そのほかにも働き方改革の一環として導入されるケースも増えています。実際に、勤怠管理システムと連携して残業時間の最適化を実現した企業事例もあり、オフィスの労務管理やコンプライアンス強化に有効です。社員の安全を守り、企業の信頼性を保つために、オフィス内での監視強化は非常に効果的です。
屋外向け
屋外向けの防犯カメラを選ぶ際は、まず防水・防塵性能を重視することが重要です。バレット型カメラは、この点において優れた性能を持ち、過酷な天候や環境でも安定して運用できます。広い範囲をカバーできるため、屋外設置に最適です。
また、赤外線ナイトビジョン機能を搭載したモデルは、暗所や夜間でも鮮明な映像を提供し、夜間の防犯にも効果を発揮します。特に商店街や駐車場、エントランスなどでの使用に適しています。さらに、縦長の駐車場などでも、バレット型カメラは奥行きまでしっかり映し出せるため、設置場所を問わず便利です。不法侵入や車上荒らし、ゴミの不法投棄などへの抑止力を高め、屋外の安全性を大きく向上させられます。
主な防犯カメラの機能
防犯カメラには、設置場所や目的に応じてさまざまな機能があります。主な機能は、次の通りです。
防犯カメラの押さえておくべき特徴
- 逆光補正(WDR):明暗差のある場所でも鮮明に撮影
- 全方位撮影:1台で360度をカバー
- 音声録音:映像と音を同時に記録
- 赤外線・デイナイト機能:暗所でも鮮明に映像を記録
- 防塵・防水性能:屋外設置に対応(IP66以上が目安)
- 人感センサー・動体検知:人の動きを検知して自動録画や通知
- 光学ズーム・オートフォーカス:遠くの被写体も鮮明に撮影
- 顔認証・混雑検知・サーマル機能:防犯や衛生管理に有効
- AI機能・クラウド連携:高精度な解析と運用の効率化に貢献
また、クラウド型防犯カメラの中には、以下のような機能を搭載したモデルも多く、オンプレミス型では実現が難しい高い操作性を備えています。
クラウド型防犯カメラに搭載されている便利な機能
- タイムライン機能:過去の映像を直感的に操作して閲覧可能
- 映像切り出し&共有:必要なシーンをMP4形式でダウンロード・共有
- 複数台の一括管理:スマートフォンやパソコンから遠隔で操作可能
利用目的や環境に適した機能を選ぶことで、防犯カメラの効果を最大限に引き出せます。
防犯カメラ導入で後悔しないための注意点
防犯カメラの導入には、犯罪の抑止やトラブルの防止など、多くのメリットがあります。ただし、設置の目的や方法を誤ると、「期待した効果が得られなかった」と後悔する可能性もあります。そうならないためには、事前にいくつかの重要なポイントを確認しておくことが大切です。
設置目的を明確にする
防犯カメラを導入する際は、まず目的を明確にすることが重要です。犯罪やトラブルの防止、業務の効率化など、用途をはっきりさせた上で、適した機種を選びましょう。もちろん防犯だけでなく業務効率化にも活用したい場合は両方の使い方ができるカメラを選ぶ必要があります。
例えば、ビズらくで取り扱っているSafieの防犯カメラは、高画質で屋内外のどちらにも対応可能です。クラウド型のため低コストで運用でき、24時間いつでも映像を確認できます。幅広い用途に活用できるため、防犯だけでなく業務管理にも便利です。
Safieは国内シェアNo.1のクラウド録画サービスで、すでに20万台以上の導入実績があります。AIと連携した混雑検知や衛生管理など、従来の防犯の枠を超えた高度な活用も可能で、導入後の後悔を防ぐ一手になります。

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店舗やオフィスの防犯、病院や介護の現場などの見守りカメラとしても活躍。パソコンやスマートフォンで
いつでもどこでも、インターネットで映像が見られる手軽なカメラです。
高セキュリティのサービスを選ぶ
防犯カメラの映像が、IDやパスワードが初期設定のままで放置されていると、Insecamのようなサイトで第三者に公開されてしまうということがあります。このような恐ろしいリスクを避けるためには、Safieのように映像の伝送経路や保存データを暗号化し、IPアドレスでアクセス制限を設ける高セキュリティのカメラを選ぶことが重要です。適切な閲覧権限の設定ができるカメラなら、情報漏えいを防げます。
自社にとって最適な防犯カメラを選びましょう
防犯カメラの導入にあたっては、設置する目的に合った種類を選定し、環境に適した機種を選ぶことが重要です。また、録画方式や機能を考慮した上で、高セキュリティのサービスを選ぶことで、安全な運用が可能になります。