中小企業の総務担当者に役立つ!やさしい通信インフラ入門シリーズ【第3回】

第3回:会社のスマホ、どう選ぶ?法人携帯とプランの基本ガイド

前回のおさらい:INSネット64の終了をきっかけに、固定電話環境を“見直すチャンス”であることをご紹介しました。電話回線もクラウド化が進み、場所に縛られない働き方へシフトしています。では、社内のモバイル環境はどうでしょうか?そこで今回は、業務スマホ(法人携帯)の選び方と管理方法を解説します。

1. スマホ管理、つい後回しになっていませんか?

用紙や備品の発注はルーティンになっていても、スマートフォンの契約は「とりあえず前任のまま」になっていませんか?

📌 チェックリスト:3つ以上当てはまったら要見直し!

  1. 社員によってキャリアや機種がバラバラ
  2. 通信費の明細を月ごとに仕分けて手入力
  3. 紛失時の遠隔ロック手順を誰も説明できない
  4. 個人携帯の立替精算が月1回以上ある
  5. 契約内容を誰も正確に把握しておらず、更新・見直しのタイミングが曖昧…

3つ以上なら「今すぐ」改善を始めると、時間もコストも節約できます。

2. 法人携帯とBYOD―違いをサクッと比較

法人携帯 個人携帯(BYOD)
契約名義 会社 社員本人
管理 MDM等で一括 基本は本人任せ
セキュリティ 遠隔ロック・制限可能 会社側で制御不可
経費処理 一括請求で簡単 立替精算が発生

🌟 ポイント:顧客情報を扱う部署があるなら 法人携帯一択。もしBYODを採用する場合でも、最低限MDM(スマホを遠隔ロック・アプリ制限できる管理ツール)と管理規定を整えるのが安心です。


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3. 料金プラン・端末の選び方ガイド

🚩 音声プランはどう選ぶ?

音声プランタイプ こんな人・使い方におすすめ 月額イメージ*
従量制(30秒ごと課金) 社外通話が少なく、主に社内チャット・メール中心 1,000円前後〜
かけ放題(月○分 or 無制限) 外回り・営業で通話が多い/在宅で内線代わりに使う +700〜1,500円で無制限も

*キャリア・割引条件により変動


📊 データ容量の目安(1ユーザー/月)

ユースケース例 必要目安 補足
メール・チャット中心 〜3GB テキスト主体ならこの範囲で十分
Web 会議が週1〜2回 5〜10GB 1時間のビデオ会議で約0.4〜0.7GB
外出先で動画・資料DLが多い 20GB〜無制限 高画質動画は1時間で約1GB

ワンポイント:余ったデータを翌月繰越できるプランや、テザリング無料のプランを選ぶと無駄が出にくいです。


📱 端末は Android?iPhone?

項目 Android iPhone
価格帯 1〜7万円と幅広い 6万円〜(上位機種は10万円超)
機種バリエーション 画面サイズ・耐衝撃・バッテリー重視など多彩 機種は絞られるが社内サポートしやすい
MDM対応 Google管理コンソール等で柔軟 Intune・BCDMなどで一括

コスト重視ならAndroid中価格帯+MDMが人気。用途に合わせてカメラ性能や防水・MIL 規格対応を選べます。
📦 端末レンタルという選択肢も要チェック!購入と違い、初期投資を抑えて常に新しい機種を導入できるほか、故障や紛失時の交換がスムーズ。在庫管理やトラブル対応の手間・コストを大幅に削減できます(参考:ビズらく 業務用スマホはレンタルが楽でお得!)。

💡 ワイモバイルはどう?

  • 料金プラン(シンプル2 S/M/L):小容量から大容量まで3プラン
  • 割引:2回線以上の契約やオンライン申し込みでさらにおトク
  • スマホ端末レンタル:3年レンタルで月額103円〜(Android スマホの場合)で、購入より初期費用を抑制
  • 通話オプション:10分以内かけ放題+880円/完全かけ放題+1,980円
  • データ:余った容量は翌月へ繰越・テザリング無料
  • 法人サポート:オンライン管理ツール+専用窓口で一括管理がラク

▶︎ 詳細はビズらく ワイモバイル をチェック!


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4. 管理規定はこう整える!必須チェックリスト

規定項目 ポイント 具体例
契約・更新管理 回線・端末・更新日を台帳で共有し、自動リマインドを設定 Googleスプレッドシート+リマインダーを活用
紛失・故障時フロー 24時間以内の報告/MDMで遠隔ロック手順を明文化 社内チャットにテンプレ報告フォームを用意
業務外利用ポリシー 私用アプリ・ストレージ利用の可否を明示し、
違反時の対応を定義
SNSやゲームは禁止、業務SaaSは承認制
セキュリティ設定 パスコード長・OSアップデート・MDM強制ポリシーを統一 最低6桁/30日ごとに変更を強制
退職・異動時手順 端末回収・データ削除・権限解除のチェックリストを用意 回収確認シート+最終日までにMDMワイプ

これら5項目を「モバイル利用規程」として文書化し、年1回レビューするだけで、トラブル対応と運用負荷を大幅に削減できます。

5. ケーススタディ:導入企業のリアルな声

「実際に切り替えてどうだった?」── ビズらくブログのインタビュー記事から、3社の導入レビューを要約します。

レビュー 業種・規模 導入前の課題 ワイモバイルの決め手 導入後の効果
1. 初めてのビジネス携帯 協会・20名未満 個人携帯利用で費用精算が煩雑 手ごろな月額とオンライン明細 契約一元化で精算ゼロ
/テレワークにも活用
2. 営業担当用端末 食品・20名未満 通話料が高く店舗手続きが面倒 ネット完結の申込
+かけ放題オプション
顧客対応の通話料を気にせず
営業効率アップ
3. 端末保守で安心 製造・50名未満 故障交換コストと管理負荷 レンタル保守パックで無料交換・電池交換 端末故障時も即交換、
機種一斉更新が容易

詳細インタビューはこちら ▶︎ 法人向けワイモバイルってどうなの?ユーザーの本音を大公開

6. まとめ&今すぐできるアクション

1.現状の整理からはじめよう📝

端末の契約状況・利用ルールを棚卸しし、「だれが・どこで・どう使っているか」を明確に

2.使い方に合ったプランと端末を選ぶ📊

通話・データ利用に応じて適正なプランを選定し、価格とサポートのバランスもチェック

3.レンタルの活用で手間とコストを削減📦

端末の管理・交換対応がセットになった法人向けレンタルなら、運用負荷も予算も軽減できます。

4.管理ルールは明文化して周知徹底🔒

紛失時対応、業務外利用の可否、退職時処理など、トラブル回避の基本を事前に整えておきましょう。

5.まずは相談から🗂️

キャリアや取扱業者の法人窓口に問い合わせ、費用や運用方法を比較・検討するところから始めるのがおすすめです。通信インフラは「選び方」と「運用ルール」のちょっとした工夫で、驚くほど効率化できます。いまできることから、一歩ずつ見直してみましょう。


やさしい通信インフラ入門(全3回)過去記事

第1回:通信インフラってなに?着任初日に知っておきたい基本のキ
第2回:固定電話はもういらない?中小企業の電話環境アップデート術

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