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▶【導入効果・事例付き】知っておきたいLINE WORKSの基本
ビジネス版のLINEである「LINE WORKS」は、フリープランでも便利な機能が充実しています。しかし、大規模な組織が利用する場合や機能を制限なく利用したい場合は、有償版への移行をおすすめします。本記事では、LINE WORKSの無料版でできることやメリット・デメリット、有償版に移行する際のポイントを解説します。
LINE WORKSとは
「 LINE WORKS 」は、LINEがビジネス向けに特化したコミュニケーションツールです。個人がプライベートで利用するLINEとは異なり、企業や団体などの組織がビジネスのために利用します。
おなじみのLINEの使いやすさは変えずに、チャット機能や掲示板、ファイル共有、アンケート機能など、ビジネスコミュニケーションに役立つ機能が充実しています。これにより、多くの従業員が操作に戸惑うことなく、スムーズに使いこなせる点がメリットです。
LINE WORKSフリープランの機能 無料でできること
LINE WORKSは、無料のフリープランでも多彩な機能がそろっています。具体的に、以下の機能が挙げられます。
30人まで利用できる
最大30人までのメンバー登録が可能です。これは、小規模なチームやプロジェクト単位での利用に十分な人数です。
トーク・通話などのコミュニケーションができる
LINEと同様のチャット機能が利用できます。1対1のトークやスタンプはもちろん、グループチャットもサポートされており、写真や動画の共有が簡単です。複数人での通話も可能ですが、「最大4人まで」「通話時間は1回につき60分まで」の制限があります。
タスク・カレンダー・アンケートで管理ができる
タスク管理やカレンダー機能、アンケート機能など、ビジネスに欠かせない管理系ツールも利用可能です。チャットで打ち合わせした仕事内容をその場でタスク登録し、チームで共有しているカレンダーに予定を反映できます。また、アンケート機能により、予定の調整や意見の集約をスムーズに行えます。
5GBの共有ストレージが使える
5GBの共有ストレージが提供されており、ドキュメントや画像、動画などのファイルを保存・共有できます。ドキュメントをメインに利用する場合、短期的であれば十分な容量です。さらに、大容量のストレージを利用したい場合は、有償プランへのアップグレードが必要です。
LINE WORKSフリープランの設定方法
LINE WORKSを初めて利用する際、まずは組織の設定とメンバーの追加が求められます。具体的な手順は以下の通りです。
ステップ1:アカウントを作成・設定する
個人向けのLINEとは異なるため、企業や団体、部署ごとにアカウントを作成します。その際は、あらかじめ自社のアカウント全体の設定・管理を担当する管理者を決めておきましょう。その管理者が企業名や部署名などの基本情報を登録し、アカウントを作成します。
ステップ2:メンバーを追加する
次に、利用するメンバーを追加します。管理者側で名前やIDなどの登録を、個別または一括で行えますが、招待リンクやQRコードを送って、メンバー自身に加入してもらう方法もひとつの手です。
メンバーは管理者からの招待を受け取り、LINE WORKSにログインすれば、すぐにコミュニケーションを始められます。営業部門や人事部門など、部署ごとのメンバー管理も可能です。
最近変わった? フリープランの仕様変更とは?
2023年10月5日以降、フリープランの仕様が大きく変更され、これまで100人まで利用可能だったメンバー数の上限が、30人までに引き下げられました。企業にはこの仕様変更にあわせて、以下の対応が求められます。
30人以上での利用を前提に新規でアカウントを開設する場合は、有償プランである「スタンダードプラン」もしくは「アドバンストプラン」への加入が必要です。
仕様が変更される前からフリープランを利用していた場合は、1年間の移行期間が設けられています。これに該当する場合は、2024年9月30日までに有償プランへ移行するか、メンバー数を30人以下に減らさなければなりません。
なお、LINE WORKS株式会社は、この仕様変更はコスト削減とサービスの品質維持を目的として行われたもので、特にインフラコストの増大が背景にあると公表しています。
現在利用している方にとってはこの仕様変更は改悪に感じられるかもしれませんが、 猶予期間内に必要な対応を済ませておかないと、LINE WORKSの利用が停止される可能性があるので注意しましょう。
LINE WORKSフリープランのデメリット ・有償プランとの違い
LINE WORKSのフリープランの機能でも多少は役立ちますが、有償プランに比べると利用制限などのデメリットがあります。例えば、「30人より多いメンバーで利用したい」「4人以上で通話したい」「通話時間を無制限にしたい」場合、フリープランでは不十分です。必要に応じて有償プランへの移行を検討しましょう。
フリープランと有償プランの違いについて、詳しくは以下の資料を参考にしてください。

【導入効果・事例付き】知っておきたいLINE WORKSの基本
LINE WORKSとは? 機能紹介、導入事例や導入効果をひとつの資料にまとめました。
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容量・人数
フリープランではメンバー数が30人までに限定されていますが、有償プランでは人数制限がありません。共有ストレージに関してもフリープランでは5GB までしか利用できませんが、有償プランのスタンダードプランなら1TB、アドバンストプランなら10TBまで大幅に拡張されます。
上限を超えると、ファイルを送信できなくなるため、常に容量には余裕を持たせておくべきです。特に、多くの容量を要する画像や動画を扱う場合は、すぐに上限を超えてしまうリスクがあります。
有償プランのみ利用できる機能
有償プランでは、フリープランにはない多くの機能の利用が可能です。例えば、トークルーム内のフォルダに保存された本文の検索機能や、監査ログを6カ月までさかのぼって検索・ダウンロードする機能があります。
ほかに、メールやDriveの機能も利用できるのは、有償プランのみです。さらに、フリープランにはサポートが付いていないため、サポートを受けたい場合は有償プランへの移行をおすすめします。
LINE WORKSフリープランから有償プランへの移行のポイント
フリープランから有償プランへ移行する際、一度アップグレードするとフリープランに戻せません。つまり、メンバー数が30人以下に減ったことなどを理由にしても、フリープランには戻せない点に注意しましょう。
また、有償プランへのアップグレードは組織単位で一括して行われるので、「フリープランに30人+有償プランに10人」などの振り分けは不可能です。アップグレードしないメンバーは、事前に削除しておく必要があります。なお、フリープランのデータは、有償プランにアップグレードした際にそのまま引き継がれます。
各料金プランの詳しい内容については、以下の記事を参考にしてください。

LINE WORKS料金プランの内容と特徴、有償化すべきタイミング
LINE WORKSには無料のフリープランと2つの有料プランがあります。
本記事では、LINE WORKSの無料版・有料版の料金やサービス内容の違いについて紹介します。
まとめ:LINE WORKSのフリープランでできること、できないことを把握しよう
LINE WORKSのフリープランは、30人以下の小規模な組織が基本的なビジネスコミュニケーションツールとして利用することが望ましいです。しかし、30人以上の規模が大きい組織が利用する場合や、あらゆる機能を制限なく利用したい場合は、有償プランへのアップグレードをおすすめします。