LINEに追加された「サブプロフィール」機能に注目が集まっています。プライベートと仕事で表示する情報を分けたいと考える人にとって便利な仕組みですが、情報管理の観点から不安を抱く方も少なくありません。
この記事では、LINEのサブプロフィールの概要と具体的な設定手順、法人利用の際の注意点について詳しく解説します。
LINEのサブプロフィールとは?
LINEのサブプロフィールは、利用シーンに応じてプロフィールを切り替えられる機能です。この機能を活用することで、プライベートな交流から業務上のやり取りまで、目的に応じたプロフィール管理ができます。ここでは、その特長や具体的な活用方法について詳しく紹介します。
LYPプレミアム会員限定のプロフィール機能
LINEのサブプロフィールとはLYPプレミアム会員が利用できる個人向けサービスに追加された有料の機能です。利用料金は月額508円(税込)で、既存のメインプロフィールに加え、同僚向けや趣味仲間向けなど用途ごとにプロフィールを作成できます。
サブプロフィールは最大2つまで追加できるため、合計で最大3種類のプロフィールを切り替えて使い分けることが可能で、相手に合わせた情報を表示できます。
サブプロフィールの活用例
サブプロフィールは、利用シーンに応じて表示内容を切り替えられる点が大きな特長です。
例えば、趣味仲間とやり取りする際には、SNSで使用している名前や愛称を設定することで、気軽で自分らしいスタイルを表現できます。
さらに、サブプロフィールごとにプロフィール画像や背景画像を設定できるため、利用する場面に合わせて見せ方を工夫することも可能です。
職場での利用を想定する場合には、上司や同僚に誤解を与えないよう、本名やフルネームに加え役職を添えることで、フォーマルで信頼感のある印象を持たせられます。
例えば「株式会社■■ 代表 ●●●●」や「株式会社■■ 部長 ●●●●」といった形式で登録すれば、誰が発信者かを正確に伝えられ、業務上の混乱を避けることができます。
このようにメインプロフィールを維持しながら、目的に応じてサブプロフィールを組み合わせることで、より柔軟で安心できるコミュニケーション環境を築けます。
LINEのサブプロフィールの設定方法
サブプロフィールを利用するためには事前設定が必要です。
この設定はLINEアプリ上で簡単に操作でき、相手ごとに表示するプロフィールを個別に指定することが可能です。ここでは、サブプロフィールの基本的な設定手順を紹介します。
1.設定にアクセスする
サブプロフィールを利用するには、まず設定画面へアクセスする必要があります。手順は、LINEアプリの[ホーム]画面を開き、右上の歯車アイコンをタップします。
続いて、表示されるプロフィール関連の設定項目から[サブプロフィール]を選択してください。この操作により[あなたのプロフィール]の設定画面に移動し、自分のアカウント情報を編集できるようになります。
2.サブプロフィールを作成する
[あなたのプロフィール]の設定画面で[サブプロフィール]を開き、表示されている[+]ボタンをタップします。
すると専用の作成画面に切り替わり、新しいプロフィールの登録を進められます。
この作成画面では、サブプロフィールごとに使用するアイコン画像や表示名を自由に設定可能です。用途にあわせて名前や写真を登録すれば、プライベートとビジネスを分けて管理しやすくなります。
3.プロフィールごとに表示する友だちを選択する
作成したサブプロフィールを表示する相手を指定するには、プロフィール設定画面に移動し、サブプロフィールの枠内にある[友だちを編集]をタップします。
次に、 [+ 友だちを追加]をタップすると、LINEでつながっている友だちが一覧で表示されるので、サブプロフィールを見せたい相手を選び、右上の[次へ]を押してください。
最後に確認画面が表示されます。内容を確認して[続行]を選択すると、対象の友だちにサブプロフィールが適用されます。
LINEを法人利用する際の注意点
サブプロフィールは、プライベートとビジネスの顔を切り替えて使える点が大きな利点であり、同僚や友人など相手にあわせて柔軟に使い分けられます。
しかし、LINEそのものは法人利用を前提に設計されていないため、業務連絡で使用する際には注意が必要です。ここからは、LINEを法人利用する際に押さえておくべきポイントを解説します。
個人情報漏えいのリスクがある
サブプロフィールは便利な機能ですが、設定を誤ると個人情報が意図せず相手に表示される恐れがあります。
特に趣味仲間向けにニックネームやSNSのアカウント名を登録している場合でも、誤って本名や会社名が表示されれば、プライベートな情報が公開されてしまいます。
サブプロフィールは友だち追加済みの相手にしか適用されないため、未追加の相手には常に既存のプロフィールが表示される点にも注意が必要です。また、友だち追加済みであってもサブプロフィールを適用していない場合は、同様に既存のプロフィールが表示されるため、ビジネスとプライベートを区別したい場面で思わぬ誤解が生じる恐れもあります。
LINEを法人利用する際は、利用状況に応じた正確な設定を徹底することがリスク回避のために不可欠です。
企業機密流出のリスクがある
プライベートとビジネスを同じLINEアカウントで扱うと、宛先の取り違えによって社外へ企業内部の機密情報を送信してしまうリスクが高まります。
例えば、同僚だと思い込んだ相手が実は社外の知人であり、社内連絡や資料を誤って送信してしまう恐れがあります。
また、ニックネーム表示によって相手を誤認し、意図せぬ個人やグループに内部情報を共有してしまう懸念もあります。このため、LINEを業務連絡に利用する場合は宛先確認や運用ルールの徹底を前提に、社内の機密情報をプライベートの連絡先と切り離す体制づくりが不可欠です。
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まとめ
LINEのサブプロフィールはLYPプレミアム会員向けの有料機能です。メインプロフィールを含む最大3種類のプロフィールを切り替えられ、ビジネスとプライベートを別々に管理できるのが特長です。一方で情報漏えいのリスクもあるため、法人利用の場合はLINE WORKSの活用が望ましいでしょう。




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